国指定史跡 七輿山古墳
所在地 藤岡市上落合831-1ほか
所有者 国・藤岡市
指定日 昭和2年6月14日
追加指定 平成8年9月26日
古墳は、鏑川と鮎川に形成された舌状の河岸段丘に作られた三段築成の前方後円墳である。大きさは全長145m、後円部径87m、前方部幅106m、前方部と後円部の高さは16mを計る。
4回にわたる確認調査の結果、中提帯や外提帯と呼ばれる堤を境に内側と外側に周溝が巡り、三重目の溝、葺石、埴輪列が確認された。なお、円筒埴輪列は中堤の平坦面に2列、三重目の溝は前方部前面からコの字状に検出されている。出土遺物は円筒埴輪・朝顔型埴輪・人物・馬・盾などがある。特に、円筒埴輪は径40cm、高さ1mを越す7状突帯の大型品で、張付口縁と低位置突帯の特長がある。
古墳の埋蔵施設は不明であるが、出土遺物から築造時期は6世紀前半に推定され、6世紀代の古墳としては東日本最大級の前方後円墳である。
藤岡市教育委員会
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